走る人影 私の体験談はいつも私一人の体験であり、「気のせい」で片づくことが多いのですが、先日同じものを二人で同時に見るという体験をしました。合理的な説明が付きません。 職場の飲み会の帰り。私は同僚の女性が運転する車の助手席にいた。彼女も飲み会に参加したのだが、酒が飲めないため車で来ていた。帰る方向が一緒の彼女の好意で同乗させてもらっていたのだ。その車にはもう一人同方向に帰る同僚も後部座席に座っていた。まずその同僚の家へ向かうため、京都の西にある天神川という川の畔を走り、大きなスーパーのある交差点を右折して東に向かった。そのスーパーが出来て以来、付近は街灯が立ち、以前は暗い道だったのだが今はかなり明るい道に変わっている。その歩道には駐輪場との境にフェンスが設けられている。 後部座席にいた同僚は全く気付かなかったらしい。しかしその付近に住む彼女の話によると、天神川の畔は、昔から幽霊の目撃談が後を絶たないと言うことだ。やはり、あれは幽霊と呼ばれるものなのだろうか。
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